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NTT東西がレンタル・販売していた、[[アナログ電話機の接続#ATA.28Analog_Telephone_Adapter.29|VoIPアダプタ]]。<br> 固有の製品名、型番のようなものがない。 ==機能== Asteriskに対してREGISTし、接続されたアナログ電話機での発着信が可能。<br> (NTTの公式の商品説明では、事業者の提供する050IP電話等に直接接続することが想定されているようだが、後述の仕様により使いづらい)<br> アナログ電話回線(以下「加入電話」)も接続可能で、発信先電話番号によって使用する回線をIP電話・加入電話を自動で切り替える。<br> (ただし加入電話回線なしでも使用可能) 設定はWebブラウザから行う。<br> 他、簡易ブロードバンドルーター機能(PPPoEを喋る)搭載、UPnP対応といった機能を搭載している。 ==入手== 2022年現在では、NTTからの販売は終了しており、インターネットオークション等で中古品を手に入れることとなる。 ==動作・仕様== 本機の仕様・動作にはともちゃ氏が[https://tomocha.net/docs/voip/ 述べて]いるように、多数の注意すべき点がある。 *「設定はWebブラウザから可能」ではあるが、本機にはRJ-45のWAN端子とLAN端子があり、LAN端子側に接続したPCからのみ可能。 :Webブラウザから見える設定画面には「WAN側からの保守」なる設定項目があるが、これはベンダー用の機能であって、設定画面にWAN端子側からアクセス可能になるという機能ではない。 本品はルータモードとアダプターモードからなる2つの動作モードを備えている。しかし、次のような問題点がある。 ===ルータモード=== * LAN端子側のDHCPサーバーを無効化できない。 * 本機のWAN・LAN端子は100Mbpsまで対応で1Gbps非対応であり、またそのスループットは5Mbps程度との報告がある(https://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/1731.html )。2022年現在ではおよそ実用的ではない。 * NAPT(いわゆるポート開放)機能はない。ブロードバンドルーターとしての機能は極めて簡易である。 ===アダプターモード=== * UPnP対応ルーターの配下で使用することが必須となる(WAN端子側にUPnP対応ルーターが見つからない場合、SIP REGISTに進まない動作となっている)。 * アダプターモードでも、実はルーター(L3スイッチ)として動作し、LAN端子側からWAN端子側にアクセス可能。 * ルータモードと同様に、LAN端子側のDHCPサーバーを無効化できない。 * SIPサーバーへの接続喪失時の再接続の動作に問題がある。 ==LAN内のAsteriskにREGISTして使う== 上記のような特徴のある本機だが、 WAN端子で家庭内LANに接続し、同じ家庭内LAN内にあるAsteriskにREGISTして、接続した電話機の発着信機能のみ使用して、ルーター機能等は使用しない場合には、次のように設定すると使用できる。<br> VoIPアダプタのファームウェアはVer3.47、Asteriskバージョンは16.12.0にて試した。 ===接続=== * 本機のWAN端子は、家庭内LANに接続する。 * LAN端子は、設定用PCを接続する。これは設定作業時のみ接続し、終わったら外して良い。 * 電話機ポートにはアナログ電話機を接続する。 * 電話回線ポートには、電話回線を接続してもよい。 ===Asterisk側の設定=== '''重要''' Asterisk側では本機に対し、μ-lawコーデックの使用を許可しなければならない。<br> pjsip.confでの設定例: <nowiki> [201](endpoint-default) allow = !all,alaw,ulaw,opus,g722,gsm</nowiki> 他、一般的なSIPクライアント向けの設定を行う。 ===本機の設定=== 設定画面の開き方は、説明書を参照のこと。<br> ====「ネットワーク設定」==== *「PPPoE/IP設定」では、接続種別はイーサネットとする。 :同画面「IP設定」では、WAN側端子におけるIPアドレス設定を行う。DHCPを使用してIPアドレスを取得する場合は「ダイナミック」、静的IPアドレスを設定する場合は「スタティック」とし、各自の環境に合わせた必要な設定を行う。 *「ルータ/アダプタ設定、UPnP使用」画面では「ルータ」モードに設定する。「UPnP使用」は「使用しない」にする。 * DHCPサーバー設定などはルータモードでは変更不可能である。 ====「IP電話設定」==== このページは説明書通りに設定すればよい。<br> 「電話回線の種別」は、電話回線を接続していないときはPB(プッシュ回線)にしておくのが良いだろう。接続する電話機がダイヤル回線専用等の場合は、本機もダイヤル回線の設定にする。<br> ====「設定情報の確認」==== 設定情報の「確認」なるページにどうしてSIPサーバー情報の設定項目が配置されているのだろうか。 * 「SIPサーバアドレス」にはLAN内のSIPサーバーアドレスを入力する。 * 「REGISTERサーバアドレス」「REGISTERサーバポート番号」はそれぞれSIPサーバーのアドレスとポートを入力しておく。 * 「IP電話番号」はAsteriskからみた、このVoIPアダプタの電話番号を入れておく。この欄は数字しか入力できないわけではないようだ。 * 「市外局番」は何に使用されるのかが判然としないが、入力しておく。(市外局番を省略して発信した場合に、自動的に付加されるのか?) ====設定の確認==== 以上のように設定を行い、「その他設定」内「システム情報と端末の状態」ページで、「端末の状態」欄に <nowiki> SIP: 登録が完了しました。</nowiki> と表示されていれば使用可能である。このとき、本機本体前面では、少なくとも、電源ランプ、VoIPランプ、WANランプが点灯していればよい。 ====その他==== 説明書に記載のある、「加入電話回線を選択する電話番号」にはいわゆる1XY特番が記載されており、これらの番号に対しては、IP電話経由での発信ができない。<br> Asteriskでの内線通話としてこれらの番号をダイヤルすることはできないことに注意する必要がある。<br> (110/118/119に対してダイヤルした後は「本品の再起動が必要になります」とも記載がある) ==参考文献== * ともちゃ氏による動作検証・考察 :https://tomocha.net/docs/voip/ * NTT西日本の製品ページ :https://www.ntt-west.co.jp/kiki/consumer/flets/voip/index.html * 取扱説明書 :https://www.ntt-west.co.jp/kiki/download/flets/voip/VoIP-adapta0804.pdf * NTT西日本 VoIPアダプタのファームウェア :https://www.ntt-west.co.jp/kiki/download/flets/voip/index15.html
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